Red 5s 大会レポ
Feb 28th, 2010
by admin
オランダのリーチ麻雀界は2010年度を勢いよく始めた。1月24日のRed5s大会はEMAのランキングにはカウントされないものの、注目する価値は十分ある。CorとAns Hooglandによる完璧な大会運営のほかに、注目すべき新タイム方式と新たなプレイヤー配置システムを運用した。
まず最初に、大会自体を振り返ってみよう。CorとAnsは、トランプのブリッジ・ゲームのクラブハウスを確保し、麻雀にも最適な会場だと証明された。大会の運営には非の打ちどころがなく、試合結果の伝達も、プレイヤーの配置も迅速に行われた。もちろん、個人的には人脈を広げつつ旧友に会うなど、有意義な時間を過ごすことができた。
一方で、個人的な大会成績は不調に終わった。第1、第2卓と幸先よく始まったものの、3卓目から。。3卓はまぁいい経験としかいいようがない。この第3卓ではRobert Rijnders、Harry Kal、とRick Moormanと組まれたのだが、まぁRickの腕に驚かされたこと。私たち3人は手も足も出ない状態だった。結局、Rickは圧巻のプレイと実力に値する5万7千点で終局した。他試合でも好調を発揮し、2位のDicky Repを3万点以上引き離し、その日のトップに躍り出た。
無論、私自身の大会成績は取り上げる価値が全くないが(しかしRick Moormanは注目すべき雀士)、全体を総合的に振り返るためにここに含めた。反対に、真の報道価値は(特にリーチ麻雀プレイヤーにとって興味深いはず)、大会フォーマットにおける2つの変更点にある。
1つ目は、大会の新タイム方式だ。試合時間1時間15分マークでゴングが鳴らされ、その時点で進行中の局ともう1局を戦い、時間が余ったとしてもその局を戦い抜いた時点で終局というものだ。これは日本の大会を模範したタイム方式であり、優勢のプレイヤーが試合終盤を故意にゆっくりプレイし、進行を妨げる行為を抑える効果がある。新方式では、最後に新たな1局が保証されるため、故意のスロー・プレイの意味がなくなる。(序盤で役満などで大量得点し、そのままダラダラと逃げ切るのは可能のままだが、まぁないでしょう)
新方式で試合をした結果、順位を上げるために少しでも得点を稼ごうと必死な終盤の追い込みのフラストレーションを少し解消される感じはあり、狙いの効果は確かに見受けられた。しかしながら、ヨーロッパでの麻雀大会の試合展開がもともと遅いなか、プレイ時間自体が縮小されるため、終盤で他家の連荘があり、自分が起家を務めるチャンスを逃し、非常にもどかしい経験をしたのも事実だ。起家のボーナスは結果を大きく左右するほど重いため、チャンスが回ってこないと実に不利な展開になりかねない。新タイム方式の次なるステップは、輪家制との兼ね合いで試合の運びがどう変動するか、試行運用の実施で見るのが妥当かも知れない。
2つ目のフォーマット変更は、1つの組に初心者ばかり、もしくは経験者ばかりなどと、プレイヤーの構成が偏らない措置をとったところだ。まず、登録プレイヤーは全員、EMAランキングにより赤と青の2つのグループに分けられる。次に、各組に赤、青グループからそれぞれ二人ずつ配置される。これにより、麻雀のスコアの付け方などに自信のないプレイヤーは、より経験のあるプレイヤーに指導されながらプレイが進行するというわけ。この配置により最終的な結果がどう影響されたかはわからないが、経験者が最終順位の上位半分を占めたことは確かだ。しかし、先ほどのRickなど、新人として登録されたにも関わらず高順位を記録したケースも少なくなかった。(Rickは素晴らしい才能を持ち、麻雀を理解しているのが一目瞭然)。少なくとも、配置システムの影響を知ろうと数字や統計に長けている者が分析を行っていることでしょう。
いずれにせよ、こういったフォーマットの試行運用が行われているのはうれしい。この先も、プレイヤーの要望にこたえた変化と柔軟な対応があることを祈ろう。
最後に、いつもお世話になっているオランダのプレイヤーに感謝したい。私は行くたびに温かく歓迎され、感激しております。2月のCherry Blossom大会まで待ちきれない!

